2022年01月17日 焼酎の知識

これさえ抑えておけば焼酎選びで失敗しない!芋焼酎をプレゼントする時の7つの選び方

 

人に焼酎をプレゼントする時、どういう焼酎を渡せばいいのかわからない

 

とお悩みの方もいるのではないでしょうか?

 

焼酎は嗜好品ですから好き嫌いもありますが、自分が渡した焼酎が本人に飲まれない焼酎になってしまうのは悲しいですよね。渡すからにはその人に喜んで飲んでほしい、、けど自分があまり詳しくないからわからない、、、、「芋焼酎が好き」ってことだけはわかってるけれど、「芋」という原料のジャンルを絞れたとしても、焼酎は果てしない数存在します。

 

ではどういう基準で選べばいいのか、今回は7つの選び方をご案内します。

 

 

芋焼酎をプレゼントする時の7つの選び方

 

どんな芋焼酎がオススメか、をここでは紹介しておきますが、事前にプレゼントする相手が「どんな焼酎を好んで飲んでいるのか」常日頃から飲んでいるお酒が分かっていればその銘柄の特徴を知ることで、より精度が高いオススメができると思います。

 

甲類乙類で選ぶ

焼酎には甲類焼酎と乙類焼酎が存在します。簡単に説明すると

  • 甲類焼酎と定められる焼酎は連続式蒸留で蒸留され、造られたアルコール度数36度以下の焼酎
  • 乙類焼酎と定められて焼酎は単式蒸留で蒸留され、造られたアルコール度数45度以下の焼酎

になります。

甲類焼酎と乙類焼酎の違いは一言で言ってしまえば風味です。単式蒸留で作られた焼酎の方が原料の風味が残り、連続式蒸留で蒸留された焼酎は風味が残らずクリアな味になります。プレゼントに選ぶ場合は、 本格焼酎を好んで飲まれている方、焼酎の香りや味わいが好きな方は乙類焼酎がオススメ です。

関連記事 あなたが好きな焼酎は常圧蒸留?減圧蒸留?その違いを説明します

 

 

アルコール度数で選ぶ

「アルコール度数なんて水で薄めれれば何度だっていいでしょ」とお考えの方もいるかもしれません。しかし割とこだわりのある方は多いです。 全国的に焼酎は25度の商品が多いのですが、あくがれ蒸留所のある宮崎県の主流は20度であり、こだわりを持って度数で選ばれている方もいます。 また、割らずに飲める度数に調整してある前割り焼酎や、度数の高い焼酎を少量で飲んで楽しみたい!など飲む人によってこだわりがあります。

関連記事 なぜ宮崎だけに20度の焼酎が多いのか、その理由を解説します。

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熟成度合いで選ぶ

大半の焼酎は蒸留後に「熟成」という工程を経て市場に並びます(※一部作りたての焼酎を商品化して出す場合もあります)。熟成年数を重ねることで、口当たりがまろやかで味わいが深い焼酎に変化していきます。焼酎を飲む上で熟成年数なんか気にしない、という人もいますが、 普段飲まれている焼酎に「長期熟成」などの表記があった場合、熟成された焼酎が好きな場合も あります。弊社では長い熟成年数を誇る12年熟成の焼酎も存在します。

 

 

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ろ過度合いで選ぶ

一般的な焼酎のほとんどが「ろ過」という工程を経て焼酎になっています。しかし焼酎好きの方の中には「無ろ過」というろ過していない焼酎が好き!という方も一定数いらっしゃいます。弊社もそういうお客様がいらっしゃるからこそ毎年期間限定で「あくがれ黒麹むろか」というろ過していないいわゆる「無ろ過」の焼酎を販売しています。

 

 

無ろ過の焼酎には「むろか」「無ろ過」「無濾過」「ろ過せず」「新酒むろ過」など、手法ではなく商品名となっているものもあります。 飲まれている焼酎に「むろか」の表記があれば無濾過の焼酎が好みの焼酎かも しれません。

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麹で選ぶ

焼酎を作る上で欠かせない「麹」、麹のタイプは「白麹・黒麹・黄麹」の3種類が存在します。麹だけが焼酎の味を決めるというわけではありませんが、味や香りにおいて麹が左右する割合は少なくありません。傾向としては下記のような味わいや香りになります。

  • 白麹 :スッキリ飲みやすい
  • 黒麹 :味わいにコクがある
  • 黄麹 :フルーティな味わい

 あくまで「上記のような傾向にある」程度で認識しておきましょう。味わいは焼酎によっても全く異なります。 

また、その焼酎が何麹で作られているかを記載されていない場合もよくあります。その時は酒蔵に電話して確認するのもいいでしょう。「うちの黒麹はコクがあるけど割と飲みやすいよ」なんて言われることもあると思います。それが余計に判断しにくくなる原因になることもあります(笑)

 

 

関連記事 焼酎と麹(黄麹・黒麹・白麹)の関係について

 

 

蒸留方法で選ぶ

蒸留方法によっても味わいは変化します。甲類乙類で選ぶ の項でも説明しましたが、焼酎は連続式蒸留と単式蒸留の方法に分けられ、単式蒸留の中でも常圧蒸留と減圧蒸留に分けられます。

どちらの蒸留方法を選ぶかにより焼酎の味は大きく変わります。

常圧蒸留

原料由来の成分を抽出し香りや風味豊かな焼酎を造られます。芋焼酎の香りが好きな人におすすめです。

減圧蒸留

常圧蒸留と比べ、香りが少なく、雑味がありません。匂いなどが苦手な人からすれば飲みやすい焼酎です。

 

 原料由来の芋の香りが好き!という方には常圧蒸留、少しスッキリした雑味が少ない焼酎が好き!という方に減圧蒸留の焼酎がオススメ です。

関連記事 あなたが好きな焼酎は常圧蒸留?減圧蒸留?その違いを説明します

 

 

ラベル(ジャケット)で選ぶ

いわゆる「ジャケ買い」と言われる商品の内容を知らない状態で、その見た目だけを基準にして購入することもいいと思います。最近ではおしゃれなデザインも増えてきてますし、それは焼酎の味より見た目のスタイリッシュさ、かわいさなどを理由にお気に入りにされる人も少なくはないということです。 プレゼントする人のセンスなどを理解している場合は、ラベルで選ぶことも素敵な選び方 だと思います!

 

 

まとめ

 

今回は「芋焼酎をプレゼントする時の7つの選び方」と題し様々な切り口で焼酎の選び方の提案をさせていただきました。せっかくなら美味しく飲んでいただける焼酎を目指しましょう。焼酎の種類は沢山あります。選ぶことも楽しんでいただければ嬉しいです。

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この記事を書いた蔵人
yusuke kuroki
大学卒業後、広告業界に20年。焼酎が好きであくがれ蒸留所に参加。現在はWEB周りの管理やコンテンツ作り、SNSをメインに担当。あくがれ蒸留所の好きな焼酎は「東郷大地の夢」
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