2020年05月07日 焼酎の知識

焼酎は酔いにくいお酒?手軽にできるお酒に酔わない方法5つ

お酒に弱い、でもお酒が好き、という方こんにちは。

 

 

酔っ払ってしまうと気が大きくなって、ハメを外してしまうことありますよね。

 

 

お酒の席で醜態をさらしたことがあって、酔っ払うのはもうこりごりだという方!

 

 

実はお酒とうまく付き合うのはちょっとしたコツがあります。

 

 

酔わない方法とは?焼酎って酔わない?事前に牛乳を飲むと酔わない?などお酒にまつわる噂も含めて、「今回は手軽にできるお酒に酔わない方法」を5つ紹介させていただきます。

 

 

 

焼酎って酔いにくいお酒?

 

 

焼酎が酔わない・悪酔いしないお酒と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

 

 

お酒に酔う原因

 

お酒(アルコール)は体内に入ると血液に溶け、肝臓に運ばれます。アルコールは肝臓で分解されていきますが、全てのアルコールをすぐに分解させるのは不可能なので、許容オーバーとなった分解されないアルコールはそのまま血流に乗って心臓に、脳に送られていきます。アルコールを含んだ血液が脳に運ばれると脳が麻痺してしまいます。これが「酔う」の正体です。

 

実際にアルコールを含んだ血液が脳に運ばれるまでには、個人差がありますが30分から2時間近くかかります、しかし血の巡りの早い人はもっと早いスピードで酔いが回ります。

 

 

醸造酒と蒸留酒

 

血中アルコール濃度が高ければ高いほど「悪酔い」は発生し、時間が経った翌日でもまだ気持ち悪い状態を「二日酔い」と言います。

 

もちろん飲む量やアルコール度数にも関係しますが、醸造酒と蒸留酒ではアルコールを分解するスピードが異なります。

 

醸造酒は様々なアルコール成分が含まれたお酒であり、それぞれのアルコールを分解するのに時間がかかりますが、焼酎をはじめとする蒸留酒は揮発したアルコールのみなので、分解するのに醸造酒ほど時間はかかりません。そのことから蒸留酒の方がお酒が抜けやすく悪酔いしにくいお酒ではあります。しかし、いくら悪酔いしないと言っても無理な飲み方をしてアルコール許容量を超えてしまえば悪酔いしないわけはありません。量と飲むスピードには気をつけることが大切です。

 

また、醸造酒と違い、蒸留酒は水や炭酸など、水分と一緒に摂取するため多くの量を飲むことができませんが、アルコール度数が低いから飲みやすく大量に飲んでしまうことで酔いが加速してしまうケースは醸造酒にはよく見られます。

 

ちなみに醸造酒と蒸留酒は製造する方法も全く違います。醸造酒と蒸留酒には主に下記のようなものがあります。

 

醸造酒:ワイン・ビール・日本酒

蒸留酒:焼酎・ウイスキー・ブランデー・泡盛

 

 

手軽にできるお酒に酔わない方法5つ

 

 

酔いやすい人、なかなか酔えない人、酔う酔わないには個人差があります。自分のアルコール許容量はどれだけなのか、どんなお酒をどの程度飲むとどうなってしまうのかを自分なりに把握しておくことが大事です。そのことを踏まえてお酒に酔わない方法を紹介していきます。

 

 

空腹時には飲まないこと

 

アルコールは胃と小腸で吸収され、吸収される割合は胃で20%、小腸で80%と言われています。アルコールを飲むとそのまま胃に運ばれますが、事前に何かを食していた場合、胃に残っている食べ物が壁となり、アルコールが小腸まで行くまでに時間がかかります。ところが食べ物がない場合だと、スムーズに小腸に流れてしまいます。つまり空腹時はアルコールを吸収しやすく、酔いやすい状態にあるということです。

 

酔わないためには事前に準備をしておきましょう。夜に飲み会があると分かっている場合は、お昼の時点でしっかり食べて胃に食べ物を入れておきましょう。

 

 

たんぱく質を一緒に摂ること

 

よく「お酒を飲む前に牛乳を飲むと、牛乳が胃に膜をはってアルコールの吸収を妨げる」なんてもっともらしい話を聞いたことありませんか?これは誤った情報です。アルコールの分子は小さいので牛乳の膜はすり抜けてなんの障害になることもなく吸収されていきます。しかし、牛乳を飲むことが全く意味がないかというとそんなこともありません。

 

牛乳に含まれるはたんぱく質は、肝機能を向上させてアルコールの分解速度を上げる働きがあります。牛乳に限らず、たんぱく質を含む肉や魚、チーズなどタンパク質を豊富に含む食べ物を一緒に食べたり、事前に食べておくことによって「酔いにくい」状態を作ることができます。

 

その他肝機能を向上させる食べ物として、アルコールを分解する働きのあるビタミンB1、アルコールの吸収を穏やかにする脂質、肝臓を保護するオルニチン(しじみなどに豊富に含まれています)などを意識して食べると快適なアルコールライフを楽しめるでしょう。

 

 

飲み方に気をつけること

 

いくら万全の体調で飲むからと言って、何も考えずに飲み続けるのは無謀です。当然アルコール度数の高いお酒は低いお酒と比べて、酔うスピードも速くなります。焼酎(蒸留酒)はアルコールが抜けやすいお酒とは言えど、度数の高いお酒です。弊社もお酒を作る会社として、ご自身の好きなお味で楽しんでいただきたい気持ちはありますが、ゆっくり味わっていただくためにはご自身の体質にもよりますが、多少は何かで割ったうえでお楽しみいただいた方が「酔わない」環境を作ることができます。

 

 

水分を取ること

 

「お酒を飲むと脱水様態になりやすい。体が脱水状態にあると、アルコールの代謝能力を下げて酔いやすくなる」という話は聞いたことがあると思います。もちろんその通りです。また、水分をとることでアルコールの濃度を体内で薄める効果があります。お酒と同量の水分補給をすれば、通常の1/2のスピードで酔うことができるということです。(割って飲むわけではないので、あくまでも量的な話ですが)

色々な意味でも、お酒と一緒に水分を取ることは「酔わない」環境作りの一つの方法です。

 

 

飲むスピードに気をつけること

 

お酒は自分のペースでゆっくり飲むことで楽しい環境になります。飲む量やスピードは個人差があるので、グループで飲んでいるときに自分の飲むスピードが遅いと「飲んでないと思われていないか」と不安になるかもしれませんが、当然体調や体質、場面にもよるので飲むスピードは違ってて当然なんです。

 

ゆっくり楽しみたい時は好きなお酒を無理のないスピードでゆっくりと飲むことが大事です。

 

 

まとめ

 

 

お酒は楽しく飲みたいものですが、ハメを外してしまうことも多々あります。

 

 

そういった飲み方もたまにはいいかもしれませんが、周りのためにも自分のためにも、TPOに合わせて飲むこともあると思います。ある程度理性を保ちながらお酒を楽しむ飲み方も覚えておきましょう。

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この記事を書いた蔵人
yusuke kuroki
大学卒業後、広告業界に20年。焼酎が好きであくがれ蒸留所に参加。現在はWEB周りの管理やコンテンツ作り、SNSをメインに担当。あくがれ蒸留所の好きな焼酎は「東郷大地の夢」
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