2021年04月07日 焼酎の知識

焼酎の瓶詰め工程作業を紹介します。

弊社では本日、「東郷 大地の夢」の瓶詰め作業を行っています。

 

 

東郷大地の夢とは 東郷大地の夢とは
あくがれ蒸留所のテーマでもある「身土不二」をもとに、地元宮崎県日向市東郷町産の米と、蒸留残渣を有効利用した有機の完熟堆肥を使用したさつまいも「ダイチノユメ-農林59号」を黒麹で仕込みしっかりと2年熟成させました。 2020年からは自社にて農薬を一切使わない芋作りを行っています。 しっかりとした味わいを持ちながらも癖のない酒質は、何度飲んでも飲み飽きることはないはずです。

オススメ 東郷 大地の夢

 

 

先日Twitterでも紹介させていただきました、杜氏が詰口(瓶詰め)前に加水し、アルコール度数の調整を行っている様子です。

 

 

このTwitterの投稿を見てもお分かりだと思いますが、瓶詰めの作業は加水して、タンク内で焼酎に十分水を馴染ませてから行っていきます。本日は、そのアルコール度数を調整した後の工程、「焼酎瓶詰め作業工程」をご紹介します。

 

 

焼酎の瓶詰め作業工程

 

 

それでは瓶詰め作業工程を紹介していきます。

 

 

まず瓶を洗浄していきます。洗浄は2日にかけて行い、瓶詰め前日に前洗い、当日に本洗いを行い乾燥していきます。写真は720mlの瓶を逆さまに固定し、瓶の内部と外側を同時に洗浄している様子です。新品で綺麗な瓶ですが、当然弊社内にて洗浄をしていきます。

 

 

洗浄した瓶は区画された場所にて乾燥されます。本日の瓶詰め本数は720mlが624本、1.8lが288本です。瓶詰めする本数は、商品在庫出荷状況によって変わります。

 

 

瓶の乾燥を待っている間、同時進行で瓶を入れるケースを組んで行きます。

 

 

次はいよいよ充填機を使って瓶に焼酎を詰めていきます。同一量を1度に6本充填することが出来ます。瓶が動きぶつかる「チリンチリン」という音が蔵内に響き渡ります。

 

 

瓶に焼酎を入れたら栓をしていきます。栓も事前に洗浄し乾燥させています。

 

 

栓をしたら、打栓機でしっかり栓を固定します。手動で行っています。

 

 

瓶詰め終了後、目視で瓶に傷や汚れがついていないか、異物が混入していないか、等の確認を行います。いわゆるこの段階が最終チェックの項目です。

 

 

確認後、ラベルとバックシールを機械にて貼っていきます。今回の「東郷 大地の夢」に関しては機械にて行っていますが、特別な仕様のものは手張りで対応することもあります。

 

 

商品が出来上がりました。

 

 

今回は瓶詰め作業工程を紹介しました。あくがれ蒸留所は大きい酒蔵ではありません。だからこそ一つ一つの作業を丁寧に行い、満足のいく品質を保っていくことを大事にしています。本日瓶詰めした焼酎を飲んでくださるお客様が、楽しんで飲んでいただければ嬉しいです。

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この記事を書いた蔵人
yusuke kuroki
大学卒業後、広告業界に20年。焼酎が好きであくがれ蒸留所に参加。現在はWEB周りの管理やコンテンツ作り、SNSをメインに担当。あくがれ蒸留所の好きな焼酎は「東郷大地の夢」
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