2020年09月16日 イベント

「あくがれWEB飲み会」配信の裏側公開

 

2020911日金曜日、あくがれ蒸留所では「あくがれWEB飲み会」を行いました。新型コロナウイルスに伴う自粛活動により、通常行なっていた「蔵見学」の中止を余儀なくされ、SNSなどで配信をしてもなにか一方通行な気がしていました。企画を始めようとしたきっかけは 「お客様の声を聞きたい」 という意見が元でした。

 

WEB飲み会は正直初めてのことで、胸を張って「成功した!」とは言えないような内容だったかもしれませんが、同業の方や業界関係の方々から色々反応をいただいたので、改めてそのお礼と、今回の反省点を踏まえ次回へ活かすために「WEB飲み会の裏側はこんな感じでした」という内容を共有できればと思います。WEB配信をする人の参考に、、、は、ならないかもしれませんがお付き合いください。

 

 

 

配信プログラム

 

今回配信したWEB動画はこちらになります。

 

インスタライブ

LINK  https://www.instagram.com/p/CE_tzx9FMBk/

フェイスブックライブ

LINK  https://www.facebook.com/syoutyu/videos/3346047082288012

 

 

WEB配信にあたり使用したもの

 

今回WEB飲み会を企画するにあたり使用したものを紹介します。

 

  • 各種アカウント(インスタグラム・フェイスブック)
  • スマートフォン2台
  • スマホ固定アーム
  • スマホ用ジンバル
  • ノートパソコン1台
  • タイマー
  • ホワイトボード

 

以上が今回の配信で使用したものです。ただ必要最低限かと言われると、省けるものはいくつかあります。 極端な話ですがアカウントとスマートフォンさえあればWEB配信は可能 です。

 

 

配信プラットフォームについて

 

今回はインスタグラムとフェイスブックで配信を行いました。もともと写真や動画投稿に特化したSNSであること、WEB配信中に画像や動画が差込めることなどから、当初はインスタグラムのみでの配信を考えていましたが、弊社フェイスブックアカウントにもフォロワーさんがたくさんいらっしゃいますので同時配信とさせていただきました。

 

ZOOMでの配信も検討し一時的に応募を行ったのですが、お客さんが顔出しをしなければならなかったり、話をまとめる進行役が必要になるというデメリットを鑑みて、今回はSNSでの配信とさせていただきました。実際のところZOOMの方が「飲み会」のような雰囲気にはなりやすいと思ったのですが、 IDとPASSを振り分け、参加者のみの閉鎖的な飲み会になってしまうよりかは、今回の飲み会は誰でも見ることができるオープンな環境にしたかった という思いもありました。

 

 

インスタグラム使用のデメリット
インカム(フロントカメラ)で撮影した場合、左右が反転してしまうことがわかったので、今回の反省点として次回に対応できればと考えています。もし何かいい案などがありましたらお教えください。

 

 

 

あくがれWEB飲み会の裏側

 

当初簡単に考えていたWEB飲み会でしたが、予想以上に大変でした。そんなあくがれWEB飲み会の「裏側」をポイント毎にお伝えしていきます。

 

ホワイトボードの活用

今回の飲み会のコンセプトが「飲み会」なので視聴者のコメントを拾って、応対しながら話をしていこうと考えていたのですが、(もしコメントがゼロだった場合どうしよう、、)ということも想定して90cm×180cmのホワイトボードを使い話題を用意しました。 動画を配信する上で一番恐れていたのが、緊張もする中「話すこと話題が尽きる」ということ。 事前に準備をしました。配信の方では話す機会が無かった、弊社がどんなコンセプトのもと焼酎造りを行なっているかや、今後どんな焼酎を造りたいか、普段飲んでいるお酒、などなどお伝えできなかったことが沢山ありますので、今後作っていく動画において少しずつお伝えしていければと思います。

あくがれweb飲み会001

 

 

練習

当然のことですが幾度となく練習を重ねました。配信を見た方からは「(あれで?)」と言われてしまうかもしれませんが。毎日2時間程度の時間を割いて行っていたのですが、ホワイトボードの話題をすべて話しきったとしても60分(インスタライブの制限時間)がかなり余ってしまい、話題が足りず、緊張していくほど早口になり、早口だから話題も減るスピードが早い、時間が長い、伝えたいことは絶対的に60分では足りないはずなのにと練習をすればするほど不安な気持ちを募らせ、程良いプレッシャーになりました。

あくがれweb飲み会002

 

ボリュームつながりで言うと、杜氏も広報(進行役)も絶望的に声が小さい。練習で注意されると、その時に声は張ることができるんですが、少し時間が経つとまた声が小さくなっていく。この 意識づけをするために配信中、2人の目に見える場所にはあらゆるところにガムテープに書かれた「トーン!」の文字が。 また本番前には体を動かすことで声が出やすくなると言うことからラジオ体操や腹筋をして本番に臨みました(本当です)。

あくがれweb飲み会003

 

 

退屈にならない動画作り

当初の予定では、杜氏の山本が配信用カメラ(スマホ)の前で60分話し続けるという配信内容だったのですが、テストしてみると中々退屈な絵面になってしまいました。少し動きをつけようと法被(はっぴ)を着たり、カメラ前で飲むお酒を作ってみたり、配信イントロ部分を蔵のキャットウォーク部分からの配信にしたり(インスタのみ)、商品紹介の際は画像を差し込んだり(インスタのみ)など工夫を取り入れてみました。動きが欲しいと言うことでフォークリフトを動かしたりもしたのですが、飲み会の趣旨から大きくかけ離れていったため最低限にしぼりこみました。

あくがれweb飲み会004

 

また、本来ならば「蒸留機の前」や「1次仕込みを行う甕壺の部屋」、「芋を洗うベルトコンベア前」などインスタ映えする箇所での撮影をしたかったのですが、弊社は山の中にあり小さな蔵と言いましてもそこそこ広く、今回は「wifiが届くギリギリの場所」という条件のもと決められた場所でした。この辺りの環境は、今後屋外での撮影も行なっていく上でも検討していきます。

 

 

配信する上での人数について

基本的に杜氏と広報、解析の3人でWEB飲み会を構成してきたのですが、リアルタイムでの皆様からのコメントを確認しづらい(スマホのモニタが小さいため)ので、本来アクセスやログインの解析担当にコメントを回収してフリップで出してもらったり、おつまみを運んだりなど人手はかかりました。。 動画を作る上でその完成度とかける人数は比例します。 段取りを組めていないと言われればそれまでですが、凝ろうと思えば凝れるところは無数にあります。

あくがれweb飲み会005

 

 

WEB飲み会を終えて

 

配信を見ていただいた方はお分かりだと思いますが、初めてのことだからと割り切っていたにもかかわらず、こちら全員が緊張していました。しかし出来はどうあれ、やってみてよかった。少なからずあくがれ蒸留所の雰囲気を伝えることができてよかった。と感じています。1時間の中で皆様からコメントをいただいて助けられました。そのお助けもあり、実際ホワイトボードに書かれている半分も話さずに終えることが出来、話を膨らませながら話ができたという自信にもつながりました。次回のWEB配信は「蔵見学」になると思います。近いうちに配信させていただくのでお時間ある方はぜひ見にきてくださいね

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この記事を書いた蔵人
yusuke kuroki
大学卒業後、広告業界に20年。焼酎が好きであくがれ蒸留所に参加。現在はWEB周りの管理やコンテンツ作り、SNSをメインに担当。あくがれ蒸留所の好きな焼酎は「東郷大地の夢」
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