夏の定番!焼酎を冷凍庫で凍らせるパーシャルショットについて

投稿 : 2020年08月12日 焼酎を科学する

 

 

こんにちは、夏本番ですね。先日あくがれ蒸留所の回転式製麴ドラムで表示されていた室内温度は

 

 

 

 

41℃でした。

 

 

ちなみにこの写真は731日時点の温度です、まだまだ余力を残している夏本番の宮崎県日向市です。

 

 

世間は新型コロナウイルスの影響で外出自粛などを伴い、お酒を飲む機会も「家で飲む」が断然増えてきたと思います。そこで今回は家でも楽しめる、夏に出来る美味しい焼酎の飲み方を紹介します。

 

 

半凍結状態の焼酎を楽しむパーシャルショットという楽しみ方

 

 

日本酒を冷凍庫で凍らせてシャーベット状にした「みぞれ酒」という文化をご存知ですか?見た目に涼しい雪景色を楽しめる飲み方です。しかしシャーベット状になるのは日本酒と一部の焼酎だけです。

 

 

焼酎は冷凍庫に入れてもカチカチに凍ることはありません。これは凝固点(液体が凝固し固化する温度)の問題で、水は0度で凍って氷に変化していきますが、お酒の主成分であるエチルアルコールは-114.5度が融点となります。

 

 

水分子が結合して液体から固体へと変化することを凍結、液体から固体に変わる温度を凝固点と言い、エチルアルコールが混ざることで凝固点が下がります。

 

 

つまり100度のアルコールは-114.5度迄温度を下げなければで凍りません。ちなみにアルコール度数が20度の時、凝固点は-11.2度、アルコール度数が30度の時に凝固点は-20.9度になります。

 

引用:一般社団法人アルコール協会(エタノール水溶液の凝固点)

 

 

パーシャルショットとは、アルコールの凝固点を利用してお酒を半凍結状態にすることを言います。家庭用の冷蔵庫だと作りやすいので、気軽に焼酎を半凍結させることができます。

 

 

半凍結もその状態によって2種類に分けられ、アルコール度数が14度~20度程度のお酒を冷凍庫に入れるとシャーベットを溶かしたような状態になり、25度以上のお酒を冷凍庫に入れると、とろとろの液体になります。

 

 

日本酒の場合ですと大半の日本酒がシャーベット状になりますが、焼酎の場合アルコール度数によっては固まらないこともありますので注意が必要です。

 

 

注意点として、冷蔵庫から出したシャーベット状の半凍結状態のお酒は、常温下で溶けていく上でアルコール分から先に溶けていくので、溶ける段階で度数が異なります。溶けきる最後の方はアルコール度数がかなり低くなってしまうので、気になる方は、冷やした焼酎に入れて飲むのがオススメです。

 

 

焼酎を冷凍庫で凍らせる際の注意点

 

 

冷凍庫に入れる焼酎のアルコール度数にもよりますが入れる容器にも注意が必要です。とろとろの状態になるようなアルコール度数であれば瓶ごと冷凍庫に入れて冷やしていただいても構いませんが、シャーベット状や半氷のような状態だと、瓶からはとりだしづらいと思うので、小さな皿やコップなどに移し替えて凍らせるのがベストです。

 

 

まとめ

 

 

今回は暑い夏に少しでも涼めるよう、豆知識を紹介させていただきました。焼酎に限らず、様々なお酒を凍らせて飲むのは夏ならではの方法だと思います。今年は様々なお酒の味わいや舌触りを楽しんでみるのはいかがでしょう。

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