牧水と日向市

牧水と日向市

歌人「若山牧水」

天才的な歌人として有名な若山牧水は明治18年(1885)に現在の宮崎県日向市東郷町坪谷に生まれました。 牧水は坪谷の小学校から延岡の高等小学校、中学校を経て早稲田大学に進学しました。 早稲田大学在学中に作歌、執筆活動を行うようになり、数々の歌集を発表しました。 また大学卒業後は清貧に甘んじて歌道に精進し、多くの名歌を詠って昭和3年(1928)9月17日、 43歳の短い生涯を閉じました。

早稲田在学中には北原白秋と下宿を共にし、また同級の中林蘇水とも親しく、三人が自ら「早稲田の三水」と称していたのは有名な話です。

第9回若山牧水顕彰全国大会

若山牧水生誕125周年と日向市東郷町牧水顕彰会創立60周年を記念して、第9回若山牧水顕彰全国大会が2010年10月23、24日開催しました。

この大会は、「牧水再発見 牧水の心をたずねて」をテーマに、全国の牧水を慕う方たちと日向市民が一堂に会し、牧水の心情に触れ、相互の交流を深めながら新たな牧水を発見していただき、牧水顕彰の輪をさらに広げるとともに、生誕の地「日向市」を全国に発信するために開催されました。

牧水生家

日向市東郷町坪谷。耳川支流・坪谷川の流れと尾鈴の山なみを借景にした歌人若山牧水の生家は、現在でもほぼそのままに残されています。
明治18年8月24日朝、牧水はこの家の東に面した縁側で生まれました。生まれる際には診療所を営んでいた父も祖父も外出中で、牧水は三人の姉たちに見守られながら生まれたという話です。

ちなみに牧水の祖父は日本でもっとも早い時期に種痘を普及させた偉業の持ち主で、父も村医者として跡を継ぎました。牧水は若山家にとっては待望の長男でしたが、牧水自身は幼い頃から学校になじまず、 裏山や川で遊んでばかりいたそうです。そんな牧水を、両親はあまり強く叱ることもせず、無理やり勉強させる事もありませんでした。牧水は姉たちが読みふるした本に親しみながら、自然と愛情にあふれた生家で恵まれた幼年時代を過ごしました。

牧水公園

若山牧水を記念して作られた「牧水公園」は、若山牧水の短歌にも詠われた「尾鈴山」の北側、日向市の西の山間にある東郷町坪谷地区位置し、若山生家の直ぐ前、坪谷川を挟んだ向かい側の小高い丘陵地にあり、今でも当時と変わらない懐かしい風景がたくさん残っております。

周囲を山々に囲まれた牧水公園は、春にはツツジの花が咲き、夏には坪谷川の河川プールやキャンプ場などを目当てにたくさんの観光客や家族連れが訪れます。
自然を満喫しながら散策でき、頂上にある展望台からは若山牧水の生まれ育った坪谷地区を一望できます。

また園内には河川プール、貸コテージ(木造2階建10棟)の他、多目的研修施設(ふるさとの家)を中心に水車小屋、炭焼窯、ふるさとの小川、多目的広場、草スキー、テニスコート、パターゴルフ、ちびっこ広場、つつじ園、無料休憩所の牧水庵など広い敷地に多くの施設があります。

若山牧水記念文学館

牧水公園内に新しく建設された若山牧水記念文学館。2005.4.1オープン

若山牧水記念文学館は県産材のスギやヒノキを用いた木造平屋で、牧水生誕120年に合わせ新築されました。
記念文学館は3つの展示室を設け、第1展示室に直筆の掛け軸や原稿、愛用品などを展示。
第2展示室では東郷町出身の詩人高森文夫や若山牧水賞受賞者を紹介
また企画展示室では牧水賞とその受賞者について紹介しており、現代短歌の世界を感じることができます。

利用案内

開館時間:9時から17時(入場16時30分)
休館日:月曜日、年末年始
入館料:高校生以上300円 小中学生100円

ページの先頭へ